関西のとある地域に一人のオナゴが住んでおった。
日頃からそのオナゴは自分は藤原のり香だの、仲間ゆきえだのそんなことを言っておったそうな。
そんなある夜、寝床に入ったオナゴはふといつもと違う感触に気がついた。
掛布団の胸のあたりはなんともないが、足元が妙に寒い…
ちゃんと布団をかぶせているのに。。
いや、寒いというよりも冷たい…
水が入っている何かをひっくり返した覚えもない。
敷布団は何ともなく掛け布団だけ濡れていたのだが、それも不思議である。。
そう思いながら、オナゴは明かりをつけ確かめることにした。
濡れている箇所が黄色く染まっている…
そして、ある気配に気がつきそちらに目をやった
で~た~~~~っ

人間界に生息して頻繁に悪さをする妖怪ブヒラーが現れたのだ
オナゴは黄色く濡れているものの正体を知って絶叫した
ぎゃああああああああ
あああ
オナゴは恐怖におののいた
もしかして布団を四苦八苦しながら洗わないといけないのか…
何も言わずにクリーニングに出そうか
と、考えている間にブヒラーは布団に這い上がりどっしりと居座った
その体重は重たくまるで金縛りにあったようになってそのまま朝を迎えたのであった
それからオナゴは心を入れ替え、のり香だのゆきえだの名乗らなくなった…
という話は聞いてない。
あなたも日頃の心がけが悪いと
振り返るとそこに
ブヒラーがいるかもしれない




メルシー ボクゥ
テーマ:フレンチブルドッグ★ライフ
ジャンル:ペット